倉庫から部品を集めて作業員に届ける
工場では、様々な部品を加工したり、組み立てたりしていきます。大量の部品が使用されますが、その全てが工場内に置かれているわけではありません。大抵の場合、工場とは別の倉庫に置かれています。その倉庫から必要な部品を選び、工場の作業員まで届けるのが、部品供給の仕事です。基本的には、工場から提供されたリストを基に倉庫で部品を選び、作業員まで届けた後、また別の部品を選ぶという作業を繰り返します。効率を重視するために、部品供給を担当する人が加工や組み立てを行うことはまずありません。部品供給のみに専念します。 そして、部品を運搬するのも、部品供給の仕事の内ですが、運搬方法は工場によって異なります。台車を使う場合もあれば、フォークリフトが使える場合も多いです。フォークリフトを使う工場だと、資格を持っている人が優遇される傾向があります。
ひとりでコツコツ正確な作業ができる人向け
部品供給の仕事は、工場にとって欠かせませんが、基本的には個人で行います。部品供給を担当する人にはそれぞれ異なるリストが渡され、そのリストを基に部品集めや運搬をしていきます。そのため、ひとりでの作業が特に苦痛ではないという人向けの仕事です。部品を届ける時以外、人と接することはないと考えておきましょう。また、部品供給が滞ってしまわないように、なるべく短時間で作業をしなければなりません。けれど、部品の種類や供給先を間違えるといったミスをしないことも大事です。したがって、短時間で正確に部品を供給するという、効率の良さを求められます。普段から、なるべく無駄が出ないスマートな生活を心がけているような人は、部品供給の仕事に就いてみると良いでしょう。